「キジも鳴かずば撃たれまい」
最近知ったホットなことわざです。
意味は
余計なことを言ったばかりに、自ら災いを招くことのたとえ
引用:故事ことわざ辞典
務め先の会社でこんな事が起きました。
具体的には書きませんが、使ってはいけない道具がありました。その道具を使うにはルールも決められていて、日常使いは厳禁となっています。
それはルールブックに目を通していれば分かったことです。毎日の連絡を気にしていれば気がづく事です。
そしてある日、その道具を日常で使う人が現れました。
その人はご機嫌な様子で、その道具があって役に立った事を誇らしげに話し始めました。
ですが、すぐにその話は他の人にはしないでね・・・と釘を刺されてしまいました。
そのあとが問題で、素直にルールを知らなかった、すみませんでよかったものを、自分の考えはこうだ!と、さらに火に油を注ぐような行動をとっていました。
話す相手を間違えたらもっとひどい目にあっていたことでしょう。
会社内には制約がいっぱい
生きている以上、ルールの中で私達は暮らしています。
時代、時代に合わせてルールは変わります。それに従う者、抵抗する者、自らがルールになろうとする者、それは様々です。
会社にいれば、世の中のルールと会社内での独自のルールを守る事になります。
ですが、そんな社内のルールも変わります。
より締め付けがきつくなったり、緩和されたり。しかし締め付けがキツくなったと感じる事の方が多いのではないのでしょうか。
それは緩和されることは少ないのに対して、守るべきルールが増えたり、ルールが改悪されることの方が多いからです。
ルールの中で生きるために
人は完璧ではありません。モレ・ぬけ・だぶり。これをやってしまうということを前提に考えねばなりませんが、その行き着く先が、縛りつけるような管理です。
当事者は本当に困ります。
どんどんルールが増えると、守れなくなります。
正確には「何かを犠牲にして守ったように見せているだけ」です。
時間を犠牲にする。インプットを犠牲にする。品質を犠牲にする。安全性を犠牲にする。正確性を犠牲にするetc...
やることが増えればトレードオフで何かが削られます。
本当に必要なことを削らない為にも、自分達が大切だと思うことは何かを、日頃から良く考える必要があります。
前者はどんどん変わっていく作業環境についていけておらず、ルールをまったく理解していないために起きた事故です。
周知させるために、連絡帳や口頭連絡などを用いていますが、人数が多ければ多いほど伝わっていないことが沢山あります。
全体に周知させるという点では、管理側にも責任があります。
最後には言った言わない、書いた、見てないの言い争いです。
しゃべらなければ・・・言われる事もなかったでしょう。
それで今回は問題にならなかったとしてもいずれは、同じような問題が起こります。
興味をもって取り組まなければ、注意力をもって確認しなければ、知らぬ間にルールが作られていたり、変わっていたりします。
その時に、きちんと進言出来るよう、目を光らせておかねばなりません。
後になってケチをつけるのは、弱者のすることです。
最後に
余計な一言を言わないようにするためには頭を使います。
頭を使わないようにするためには、しゃべらなければいいわけですが、それではただのつまらないやつです。
私も妻に向かってつい余計なことを言っては、ムッとされることはしょっちゅうです。
ごはんのおかずが1品減るだけなら、幸せです。
口は災いの元。それは本当です。
皆さんも、気をつけてください。