好奇心に任せて、親に怒られようが何されようが、部屋を散らかす子供たち。
毎日毎日「なんで同じことを繰り返すのだろうか・・・」
「うちの子だけ?」
と心配になります。そして自分の子育てのやり方に自信を無くします。
叱ってもらいたいのか?怒ってもらいたいのか?それとももっと僕を見て欲しいと訴えているのか?
そんなことを考える前に私たちは、頭に血が上ってつい考えるよりも先に、口走ってしまう。
「コラッ!」「いい加減にしなさい!」
おもちゃに囲まれた我が家では、秒で家の中が散らかります。
子育て歴3年、過去を振り返る、我が家の過ち
沢山のモノを与えすぎてしまったということ。
第一子が生まれてからというもの、玉のように大切に、そいておおいに甘やかして育てました。
それは桃太郎のように、ガラス細工を扱うように丁寧に丁寧に育てました。
親が勝手にコレが欲しいだろうというモノを買い与え、そして興味を示したものも買い与え、祖父祖母が孫を甘やかします。
その結果、家の中にモノが溢れました。
お金も散財しました。
ガチャガチャで、こんなんいる?っていうものも沢山あります。小さく細かな部品が、箱の下に眠っています。
可愛いからといって何でもかんでも買い与えるのは「毒」です。
時には我慢も必要です。
なかにはお片付けが上手にできる子もいます。お外では出来るけど、家の中では出来ない子もいます。
うちの子は後者に近いです。
おもちゃの散乱、片付けの苦労を減らすためには
おもちゃを買わない
モノが無ければ、散らかることもありません。ミニマリストを推奨いたします。
しかし、おもちゃがなければ、別のものに興味を示すのが子供というもの。
おむつに、ハンカチに、ティッシュに、子供服、つかめるモノなら何でも。
おもちゃで五感に刺激を与えて、成長を促進する効果もあるので、与えるなら成長につながるものをチョイスしたいですね。
片付ける習慣を身につける
要は教育です。
夫も妻も教育です。大人になっても出来ないことは教育です。
そして夫である私は、洋式トイレは小でも便座に座ってするということを、妻に教育されました。
子供も同じように、繰り返し繰り返し教育するしか、道は開けません。
出来る日もあれば、出来ない日もあります。
正直子供に身につくまで親は苦労の連続です。言っても聞かない場合もあります。
親は、一喜一憂に酔いしれます。子供の成長をとくと感じてください。
家の中以外の時間を多くとる
お散歩に出かけたり、お庭で遊ばせたり、おもちゃとは別のものに興味を持たせるということです。
荒技として、友達の家で遊ぶという手がありますが、毎回お邪魔して散らかして帰るのは、関係にヒビが入るのでやめましょう。
また、家の中は散らからなくなったけど、洗濯物が増えるという可能性があることをお忘れなく。
好きなTVを見せて静かにさせておく
子供の集中力、没入力というものは目を見はるモノがあります。
何かに、集中しているときは話かけに応じません。
目の前のものに没入しています。
我が家では、結構使う手です。特にNHKの子供番組にはとてもお世話になっています。
見過ぎも脳に悪影響だけど、主婦も暇ではありません。
洗濯・掃除・家事にやることがないわって日はありません。
有効に使えるモノは使って、自分時間を確保しましょう。
夫だって使えるモノですよ?
親と一緒のことをさせてみる
何にでも興味をもつ子供。
それは子供の成長を見ていれば分かります。なぜ出来るようになったのか、その原点は?という視点です。
その答えは親の行動です。テレビの音量の変え方、チャンネルの変え方、電気の付け方、トイレの流し方。
いつの間にかに覚えます。
嬉しいこと、楽しいこと、やったら怒られること、面白いこと、嫌いなこと。
小さな体で経験して覚えます。
だから、親がやっていることに自然に興味を示します。
一緒にご飯をつくってみたり、掃除をしてみたり、洗濯ものをたたんでみたり。
時間に余裕をとって、一緒にやってみるという選択肢はアリですよ。
最近我が家では風呂掃除は、3歳になる長男と一緒にやるのが慣例となりました。
散らかしていても、雑念を捨てよ
モノが散乱していようが、何しようが心を無にして、ニコニコ笑います。
おもちゃで遊んでいて親が思うことは、このまま散らかれば私が片付けるハメになるんだから、できる限り最小限で遊んで欲しいという雑念です。
その雑念を捨てましょう。
ゴミ箱にさっさと捨てるのです。
先回りの心理が子供の自由を奪います。
この先に起きる未来が分かってしまうから、今に制限をかけてしまうんです。
もし、このリミッターが外せたなら、私はいつもニコニコとしていられる。そう思ってはいるのですが、すぐに私の中の修羅がこんにちわします。
勇気あるママさんパパさんは、是非このリミッター解除に挑戦してみてください。
まとめ
家の中のものをスリム化すれば、片付けも簡単ですし、散乱も軽傷で済みます。
でも、増えすぎたおもちゃの整理は難しいもの。
そこで教育するのです。それは何度も何度も、親が心折れそうになっても。勝手に出来るようになることはありません。
出来るようになるには、何かきっかけとなるものがあります。
そのきっかけを作り、その継続力で見事に片付けが出来るようになれば、子供の成長を素直に喜びましょう。
それでも難しい場合は、完璧を求めず、片付けのハードルを下げることです。
3割くらいは散らかっていてもいいかな。
いずれ出来るようになるさ。
と気持ちを切り替えるのも手でしょう。
子育て中の完璧はあり得ません。あったとしても認めたくありません。我が家が完璧ではないから。
それでも楽しく子育てが出来ているのは、ハードルを下げることで、怒りの沸点を高めているからです。
子供は親をよく観察していますよ?
もっと笑顔で、完璧を目指さず、肩肘はらずとも子は育ちます。他人と比較せず、各々の子育てを楽しみましょう!