「ぜったいにさわっちゃダメ?」という絵本をご存じですか?
サンクチュアリ出版から発売された3~7歳児までの向けの絵本です。絵本の中の世界に没入させるというよりは、子供の好奇心を刺激する作品なので、寝る前だと逆にテンションが上がってしまうかも。
前作ではハマる子供もいれば、ハマらなかった子供もいるようですが、1作目に続き、2作目も我が子は楽しんで聞いてくれます。
前作「ぜったいにおしちゃダメ?」のとき、最初は自分でさわるのを嫌がっていた長男も、次第に慣れて自分から押すようになりました。このように子供によって最初にどのような行動をとるかは変わると思います。
そんな中で、押せなかった→押せるようになったという成長過程を見れるのも本書の良い部分ではないでしょうか。
ちなみに本書は、赤いボタンが本の真ん中に描かれた、ビルコッター作の「ぜったいにおしちゃダメ?」の大ベストセラーに続く第2弾です。シリーズ累計33万部を突破しています。
ちなみにカリギュラ効果というのは
カリギュラ効果とは、禁止されるほどやってみたくなる心理現象のことをいう
引用:ウィキペディア
子供に限らず、大人でも禁止させられるほど、やってみたくなりますよね?
たとえば、決してひとりでは、みないで下さいと言われたら、どうでしょう?
家族・恋人・友人を誘ってでも見に行きたくなりませんか?
もし、確かにと思ったとしたら、それがこのメッセージの本当の狙いなのです。
話がそれてしまいましたが、以降「ぜったいにさわっちゃダメ?」という絵本の紹介です。
こどもが魔法使いになれる子供体験型の絵本
絵本にも色々種類があります。絵だけで想像力を養う絵本、読み聞かせの本、謎解きの本、飛び出す絵本、この「ぜったいにさわっちゃダメ?」という絵本はこどもが魔法使いになれる子供体験型の絵本です。読み聞かせる×子供に行動をうながすを掛け合わせています。
本の中には、
- なぞる
- こする
- ゆらす
- まわす
- ロボットになりきる
- 恐竜になりきる
- パタパタとあおぐ
など、主人公ラリーがこうして欲しい!と訴えてきます。
すると次のページで変化が現れ、あたかも自分がそうした結果、本の未来が変わったと感じさせます。
何回も聞けば、本の未来が本当に変わったとは思っていないでしょうけど、それでも2~4歳になる息子にはなぜか毎回効くので不思議です。
絵本でもありおもちゃでもあるハイブリット
本なのにおもちゃでもある、それが「ぜったいにさわっちゃダメ?」この本の魅力かと思います。
本書の帯にもあるように、魔法使いになれると書かれていますが、正確には魔法使いのようになれるということです。
アクションしたら、次のページで変化が起きますから!
体験型ということもあり、おもちゃの要素も多少あるかなといった感じです。ハイブリットと書きましたが、わずかにハイブリットとして受け止めてもらえればと思います。
個人的にですよ、本当に個人的になんですが、本のグルグル部分の質感が変わっていて、触ると気持ちいいんです。
でも、大事なことなので、もうi%$@
最後に
個人的に好きな出版社が出しているってのもあるんですが、シンプルでわかりやすい。ボリュームも適度で読み聞かせに時間がかからないところがお気に入りのポイントです。
寝る前に読み聞かせをしても寝てくれるわけではないので、読んで満足させて寝付くというルーティーンが構築されつつあります。
これがボリュームの多い絵本だと、連日の読み聞かせがしんどく感じます。
また読み聞かせしない日が多くなると、自分って読み聞かせも出来ないダメな親なの?って自己否定に入るかもしれません。
大げさかもしれませんが、子供を満足させつつ、親の自己肯定感も保つには私達にとってちょうどよい絵本のボリュームでした。