研修がつまらないと感じた人は、少なからずその研修で何かを得ようとしているポジティブな人だと思う。
やらされ感で来ている人は、そもそも何も思わない。つまらなくたって、退屈だって、なんだっていい。時間さえすぎればいいんだから。
その前提で話をすると、教えることがヘタだと嘆く前に、出来る努力が自分にあることに気づく。
教えるのはヘタでも裏付け知識が豊富で、掘り起こせばこちらを納得させるだけの知識量を持っている人もいる。
私にも言えることだが、一方的に相手に非があると思わないことが、成長の種だと思う。
教えることがヘタな人に出会ったしまったら、どうしたらいいのだろう。
以下、考えをまとめます。
講師から引き出す
教える・話すのが上手な人はいい。聞いているだけで楽しい。
でも中には教えるのが苦手だったり、人前で話すことが苦手だって人もいる。
「チェンジ!」
とはいかない。
だとしたら、その講師が持つ知識を引き出す質問をぶつけるしかない。どんどん質問をして講師を困らせるくらい質問したらいい。
「あの講師わかりにくかったね・・・」
この先、もう二度と教わるチャンスがないとしても、それでいいの?
何度でも繰り返し出来ることもあれば、1度きりしかない打席で結果を求められるときもある。
今はどっちになるでしょうか。
講師が質問または経過を確認してもウンともスンともしない
人は誠実な関心が向いているかどうかで、態度が変わったり、調子に乗ったりできる。
講師に対して、誠実な関心が向けられている状態というのは、顔を講師の方に向けて、時には相づちをうったり、返事をしたりすることである。
シーンとした会議室や教室で、講師だけが一方的に話をしている時ほど、つまらなくて眠たくなるものはない。
受講者が積極的に参加することで、講師を調子に乗らせることも大事なことだと思っている。
調子に乗らせて、奥の奥の引き出しまで引き出せれば、勝ち確だ。
理解不足なのに質問しない
教えるのがヘタだと一方的に相手のせいにして、分からないのは教え方が悪いとそのまま放置してしまう。
それは「悪」だ。
学びの場に来ているのだから、分からない事を教わりに、また解決しにきているわけで、そこにお金を払っている。
男性だと分からない(無知)だとバカにされるようで、質問をためらってしまうときもあるだろう。
最初はなかなか勇気が必要かもしれない。けれどわからないことは、わからないと素直に打ち明けてしまった方が楽だ。
メッキはすぐにはがれてしまう。
だから、わかりにくいと思ったらためらわず、手を上げよう。
最後に
もちろん教える側が、教え上手で、話上手なら一番いい。でもね、相手は選べないし、相手をその場で変えさせることも無理。
だったら、自分の考え方や行動を変えた方がてっとり早い。
私は現在3か月の研修中で毎日学びの連続である。歳は30を越えそれでも今までなぁなぁにしてきたこと、新しい発見は数えきれないくらいある。
過去に教わったことが、どこで役に立つかは教わっているときには分からない。
今まで繋がっていなかった知識の鎖が、繋がる時もある。「あ、これのことか。なるほど」と。
だから教わったことを吸収し、使う時まで引き出しにしまっておいて、出来ればさっと引き出せればよりgood。
大体どこにしまったか分からなくなるのだけど・・・(笑)