子育て

3度目の出産立ち会い。ほったらかしはダメ。いつも妻のそばに

朝の6時過ぎ、仕事先に妻から緊急の電話が入った。

「破水したから病院にいく」

運転は?と聞くと実母に連絡済でお願いしたとのこと。子どもを2人連れて産婦人科に向かうという内容だった。

だから僕は病院に向かって欲しいと。

予定日に対して2週間早く、突然の連絡だった。

僕はこう思った

妻は前期破水の経験はなかったが、破水したという事実に焦ること無く、とても冷静だと感じた。妻ひとりならともかく、子どもも2人いる。心の準備はしていたのだろうけれど、会社に基本電話することはないし、病院までの移動手段もとっさに考えないといけない。そんな状況の中でも満点の対応をしたと思う。

会社への緊急電話。実は2回目だった

実は10日ほど前に一度陣痛かもしれないと、勤め先に電話が入り、早退した。

その時は結果的には陣痛じゃ無かった。

後日会社にはそのことを伝え、また連絡がきたら取り次ぎをお願いしていた。

前回も今回も冷やかし無く、運転を気をつけてな!と背中を押されて職場をあとにした。

僕はこう思った

職場での振る舞い方にもよるのだろうけれど、僕の家族の言葉を信じてくれて、一つも疑うこと無く送り出してくれたことに感謝している。ズル休みかと思われることほど心外なことはない。そう思われなかったことに安堵した。

産婦人科に到着

妻たちよりも早く到着した。

電話を掛けると、義母の支度待ちでまだ家を出ていなかった。もうすぐ来ると言うことだったのでそのまま産婦人科で待機することにした。

パジャマ姿の子ども達に、腰にバスタオルを巻いた妻が車から降りてきた。

その様子から自宅で焦ったであろうことが見て取れた。

子ども達は義母にあずけ、妻が分娩室の手前の部屋に通される。

そこで診察を受けている間、僕は待合室で呼ばれるのを待っていた。

呼ばれて部屋に入ると、赤ちゃんの心拍数と陣痛の周期が分かるようにお腹に機器を取り付けられていた。3度目の立ち会いとなるともう見慣れた光景に思えた。

この時子宮口は3cm程度開いている状態で、今すぐに生まれるという段階ではなかった。

時折お腹の張りに苦痛の表情を浮かべることはあっても、まだ会話をする余裕があって、久しぶりに2人だけの会話を楽しんだ。

生まれてくる子はどんな顔だろうか?上の子と下の子、どっちに似て生まれてくるだろうか?4人目を作る?とか。

そんな会話をしているとあっという間に時間は過ぎていったが、まだ生まれる様子は無く、一旦産後入る予定の部屋で待機することとなった。

病室での様子

徐々にお腹が張ったときの表情が厳しくなるものの、まだ陣痛の周期が5~6分とやや長かった。助産師の方より経産婦ということもあり、一度スイッチが入ると出産まで早いので、何か変化があればすぐに連絡をしてくださいと言われました。

しかしさほど緊迫感の無い様子の妻は、お昼は何が出るだろうかとか、夜ご飯は食べれられるかな?とか食事の心配ばかり。

僕は呆れた。

これから出産を控えているっていうのに、なぜご飯の心配をするのだろうか。もともと食べることが好きな性格ではあったが、こんな時にまでとは思っていなかった。

もしかしたら・・・

緊張感を和らげるための妻の優しさ???

だとしたら・・・素晴らしすぎるよ。

もし夕方生まれたら夜ご飯たべれないのかな?取り置きは可能かな?

papafun
無理では?・・・
(心のなかでは知らんがなと思っていた)

まだまだ余裕のある妻を横目に、僕は朝ご飯と昼飯を買いにコンビニに走った。

外もだんだんと日が暮れ始め、時刻は夕方になっていた。心配していた夕飯も無事に食べることは出来たが、食欲がなくあまり食べられなかった。(なぜあれほど食事の心配をしていなのか謎で仕方が無かった)

陣痛の周期も変わらず5分程度だった。ただもう夕方頃には陣痛のたびに顔の眉を歪ませ、苦しそうな声を出す妻に対して腰のあたりをさすることしか出来ない僕は無力に感じた。

陣痛の周期が早まらないまま、陣痛の痛みが大きくなったことで分娩室前へと移動し、診察後分娩室に運ばれる事になった。

分娩室。壁越しに聞こえる妻の苦しみの声

「旦那さんは声を掛けるまでしばらくお待ち下さい」と看護師より声を掛けられる。

僕は準備されていた白衣とマスクを着用し、分娩室の扉の前でただ待つ。

壁越しに妻の苦しそうな声が聞こえてきては、僕にも緊張が走る。

立ち会いは3回目になるが、1回目はその様子から直前になって立ち会いに尻込みし、生まれる瞬間を見逃しそうだった。

さすがに3回目ともなると落ち着きはしているものの、目の前で新しい命が生まれることへの感動と、妻の苦しそうな表情や声を聞く度に、僕の心が締め付けられるような感覚に陥る。

心の中で「ありがとう。どうか母子ともに無事で」と唱える。

出産間近。分娩室へと踏みいる

「旦那さん、中へどうぞ」

分娩台にまたがり、もういつ生まれてもおかしくない状態だった。

妻と助産師で息を合わせて、子どもを産みあげる。

相当痛いのだろう。男である僕にはその痛みのすごさを理解してあげることは出来ないが、家では見せること絶叫を目にする姿に、男が想像することができないレベルの痛さを今まさに味わっていることだけは分かる。

(早くうまれてくれ・・・)

長引けば妻への負担も計り知れない。手を握りただ願うことしか出来ない。

新しい命を産み落とすのに、パートナーがこれほどまでに苦しむ姿を見ると、そのたびにもう子作りはおしまいかなと思う。

パートナーが必死に、一生懸命お腹の中の命を長きにわたって守り、産み落とす瞬間は神秘的だ。

もうひと踏ん張り。握る手にも自然と力が入る。もう少しです。

小さいながらも元気に泣く、男の子が生まれました。

妻も僕もホッと瞬間です。

予定より2週間早い出産となりましたが、3200gの男の子は無事に出てきてくれました。

最後に

今回を含め3度の出産に立ち会うことができました。

4人目があるならば、是非また立ち会いをしたいと思います。

だってあんなに苦しむパートナーを放っておくことは出来ません。

子どもを意識的であれ、偶然であれ、出来てしまった以上は男性にも大きな責任があります。

その責任を妻だけに押しつけるのではなく、2人で協力しあえば出産はきっと乗り切れると思うし、感動的なものになります。

3回の出産を乗り越えた妻に本当に感謝しています。

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