子育て

第二子の出産。そのときの感じた夫の正直な気持ち

二つのゆりかご

二人の男の子に囲まれて早3ヶ月。papafunです。自分の子供は全員かわいいと聞きます。産まれてくるまで私もそう思っていました。私は第一子も第二子も出産に立ち会いました。

産まれてきた瞬間の興奮と感動は忘れません。

しかし第二子が産まれた来たとき、もしこんな意地悪な質問をされたなら私はこう答えます。「どっちが可愛い?どっちも同じくらいはナシね!」って。
長男かなと…。これって非情でしょうか?

すぐに親になれなかったようにすぐに2子の親にはならないんだ、僕は

妻にも話しましたが眉間にしわを寄せて「なんで?」と言われました。しかし本当に産まれた直後はそう思ってしまったのです。

一緒の生活が3ヶ月を越えて抱いている感情は、どっちも可愛いです。弁明のように聞こえてしまうかもしれませんが「今は」そう思います。ではなぜ産まれた直後にそう思えなかったのか?自分なりにその要因を考えてみました。

産まれた直後に抱くはずの感情を抱かなかった要因

要因:ともに過ごした時間の長さ

第一子が産まれてから、それを追うように2年5ヶ月の時間をあけて第二子が誕生しました。その2年5ヶ月という時間は振り返ってみると、あっという間に感じます。長男は赤ん坊の時と比較すると当然大きく成長しました。

今では元気いっぱいに走り、親を置き去りしたり。自分がやりたいことがあれば声を出して主張し、それを拒めば大声を出して腕を振り下ろし反抗する。ありとあらゆるものに興味をもち、一丁前に自分の事を「にぃに」と呼ぶ。

親の言葉を吸収し、つたない自分の言葉を持ち、必死に私達親にアピールする。その姿は親が、子供が可愛いと言えるポイントのひとつではないでしょうか。

赤ん坊の時は、第一子ということもあり育児経験が初めての私たち。不注意で両目頭に今でも残る傷を残してしまいました。どちらの時も掴まり立ちが始まった時で、沢山の出血を伴い肝を冷やしました。息子に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだったのを今でも覚えています。

しかし傷は薄くなったものの跡は消えません。

子供とともに成長したこの2年5か月はあまりにも濃密な時間で、忘れたくても忘れられない大切な思い出がぎっしり詰まっています。注ぎつづけた一方的な愛情が長男を選んだのだと思います。

要因:第二子出産前の強制的なパパとふたりだけの時間

出産のために入院となった訳ですが、それまで子供と二人で数日間過ごすという経験をしなかった私は不安を抱えていました。

断乳後の長男は夜眠るときに妻の髪を触りながら眠るという癖をもっていて、眠るときだけは今でもママだ。今は眠ければ一人で寝てしまいますが、家族一緒に眠りにつくときは今でも妻の髪を触りながら眠りについている。

そんな甘えん坊な彼と数日間ママの居ない状態で過ごせるのかという不安だった。予行練習はしませんでした。

ごはんに関しては車で5分と近場に住んでいる義理の母の家におよばれしにいったり、県外にいる実の母に来てもらい自宅でご飯をつくってもらったり周囲の力を借りることが出来たので本当に助かった。

風呂も問題はなかった。風呂だけはパパと入りたいと言ってくれるくらいになついている彼だから。

ご飯も食べてあとは眠るだけ、彼はおとなしく眠りについてくれるのか?布団に入って10分、20分、30分・・・絵本の読み聞かせる事数冊、いつまで読めばいい?手が疲れてきた。

彼も察したように次の本を差し出さなくなった。おねだりするときに彼は【もっか】という。もう一回といいたいのだろうがまだ言えない。私達親もそれで言葉を理解し対応してしまう為か、今の今でも【もっか】という。

言葉を覚えるスピードは本当に個人差があって悩むことがあるかもしれないが、そんなに気にしなくても大丈夫。健康でいてくれればそのうち覚えていくだろうと私は安易に考えている。

話がそれてしまったが、悪い癖だ。

彼が眠るときに私は何度も彼に言葉を投げかけた。ずっと一緒に居るからね!ママも頑張っているからね!どこもいかないよ!とかとにかく彼に安心感を与えたかった訳だが、私にはどうしたらいいか正直わからなかった。

ささやき声で優しく声をかけて上げることしか出来なかった。それでも彼は寝てくれた。妻が入院中の夜は私と長男の二人だけだったが、彼は察したかのように眠りについてくれた。

第二子が産まれてくる直前に彼はお兄さんになるために、小さなが最初の一歩を踏み出したかのように見えて私はとても感動したことを覚えている。妻に入院中の長男はどうだったと聞かれたが、とてもお利口だったよと返した。

第二子出産直前、パパだけが垣間見た彼の成長が、彼に対する愛情がより深くなったように感じている。

最後にpapa is fun

もしまだ一人っ子の家庭で二人目、三人目を考えている家庭があれば、事前にお父さんと二人だけの日を数日もうけて予行練習をしておいた方が絶対によいでしょう。

何が大変か分かることでどこを対策すればいいか分かるでしょうし、無策よりは全然マシです。中にはノリだけで乗り切ってしまう人もおられるでしょうが、不安要素があるなら取り除いておいた方がいいですよ。

それに日頃からどこに何がどこに収納されているか把握しておかないと、いざって時に困る。ママに頼りっきりの人は特にやっておいて損はありません。ついでにいい思い出になります(笑)

100の家族があれば100通り。

家庭によって、子供との向き合い方は全然違うとは思いますが、子供は可愛い。それに異論はありません。特に自分の子供となればとにかく可愛い。

それは過ごした時間と比例するようにどんどん深まっていく。赤ちゃんからの成長がとにかく早いため、親の準備や親の成長が間に合わないこともあるかもしれない。

パパは母乳をあげることは出来ませんが、ミルクによる授乳、おむつの交換、お風呂、寝かし付けが出来ない訳では無い。やろうと思ったら出来ないこともない。大半は妻に任せている状態ではありますが、出来る事は一緒にやる。または率先してやる姿勢が必要です。

仕事で疲れて、遊びたい日もあるかもしれない。

けれど子供の時間は止まらないし、自分の時間も止まるわけでない。子供の成長は本当に早く、目を離している隙にどんどん新しいことを吸収し、トライ&エラーを繰り返しながら、やってはいけないこと、危険なこと、痛いこと、怒られる事を覚えていく。

だんだんと親色に染まって行く子供を見ると、愛情が深まっている事を感じます。

いたらいたでやかましい、けれど居ないといないで寂しい。ワガママなpapafunです。

 

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