好きはものの上手なれといったように、若いときはプレイヤーとしてバスケに関与し、現役を退いたのち指導者の道を歩む人がいます。どのスポーツでも後進の発展のためには、優秀な指導者なくして、優れたプレイヤーは出てきません。ちゃんと指導ができる人は本当に尊い。そう思います。
先日そんな後進のために、現代の指導方法を学びアップデートしながら、自身の指導に落とし込んでいる人を間近でみることができたので、どんな感じだったか紹介したいと思います。
よき指導者の特徴
- 情熱がある
- 根気強い
- 例えが上手
- 体育館を上手につかう(あるものを上手につかう)
- 指導方法をアップデートできる
まずは情熱があって子供たちと向き合えること。そして体育館(にあるもの)を上手に使います。その環境やあるもので工夫しながら指導してくれます。また指導方法も昔とはだいぶ変わっています。昔は根性論やバスケット以外の直線的な練習が多かったですが、今は複合的な、なんだったらバスケとは直接関係ないような練習を取り入れています。
ミニバスのドリブル
習い始め初期のドリブル
ポイント
- 手のひらでぺちぺちと叩く
- ボールを怖がる
- ボールが高くあがったり、弱くて空振りしたり
このころのドリブルは、ドリブルというものよりも、ボール遊びに近い感覚ではないでしょうか。ボールの大きさや、感触、硬さ、反発力など様々なことを覚えていく時期かなぁと思います。
出来ない姿が可愛らしいので、出来なくてもそっと見守ってほしいなぁと思います。
最初はできなくても、数か月練習にきていれば、初期と比べると比べ物にならないくらい子供の成長は早いです。
ドリブル上達のために意識させること
最終目標は試合でも使えるようなドリブルになること。試合中に使えるドリブルとは?を考えます。
ポイント
- ボールを見ないでドリブルができる
- 両手でドリブルできる
- 自滅しないドリブルができる
バスケットボールは1チーム5人でプレーします。また相手チームも5人います。コートを移動するためにはドリブルやパスが絶対に必要ですよね。まずはドリブルができれば、試合っぽくなります。
ドリブルの練習メニューをちょっとだけ難しいものにすることが上達のポイントかなと思います。
ちょっとだけ難しいものにするというのは、
- ボールを二つ使う(ツーボールメニュー)
- コーンを使う
- 2人で行う
- テニスボールを使う
など、アイディアはたくさんあります。
どれも、片手に意識を集中させないことが、要点かなって思います。練習でいかに無意識にドリブルする手以外に意識を向けさせることができるかがドリブル上達のキーのような気がします。
わたしはそう考えているので、試合で使わないアイテムや、ツーボールの練習は決して意味がないとは言い切れないと思っています。
ミニバスの練習で注意すること
ココに注意
学年ももちろんありますが、ミニバスに限らず、その環境やルールになじむまでには時間を要します。子供の性格にもよりますが、おおよそ1年くらいは必要ではないでしょうか。
習い始め初期のほうは、友達と話し合って注意散漫になってしまうことが多いです。説明が何度も必要なケースは少なくありません。
それでも、飽きさせないように練習メニューを工夫しながら、根気強く長期的に伸ばしていってあげることが大事なんだなぁと感じました。