夏になるとキンキンに冷えたビールが美味い。体を動かしたあとなどは特に!
でも、美味しくてついつい飲み過ぎてしまう。それだけは気をつけたい。
過去に急性アルコール中毒で倒れて、救急搬送されてしまった僕が、過去を語ります。
なぜそんなに飲んでしまったのか?
楽しいとついつい飲んでしまいませんか??気が合う仲間と飲む酒は美味しい!
僕が急性アルコール中毒で倒れてしまったのは、20代前半のとき。お酒の飲み方も知らない、勢いに任せた飲み方をしていました。
その時ちょうど、ダーツにハマっていて、ダーツバーのイベントに参加したとき、罰ゲームをかけてジェンガをしたんですよね。
で、その罰ゲームってのが「テキーラのイッキ飲み」だったんです!
テキーラってアルコール度数いくつか知っていますか?おおむね40%くらいあるんですよ。
そのテキーラショットの1.5杯分入ったグラスを一気飲みする罰ゲームでした。
テキーラってマジでキツイ
好きな人は好きなんでしょうけれど、アルコール度数もキツイし、それをイッキで飲むのは危険すぎ。
でも若いって無知で無謀。
その場の雰囲気に流され、引いたら男じゃないと自分に言い聞かせ、テキーラをかけた男の戦いが始まったのです。
順調なのは最初だけ、テキーラが入りはじめると短期決戦へ
序盤はスムーズに抜けていたジェンガも、テキーラが入るごとに手の収まりも悪く、思考も鈍くなり、数手で勝負が決まることも多くなります。
だんだんどアルコールが体にまわり、思い通りに体を動かせないようになりました。
そして友達の一人がもうギブとなり、トイレに走ります。
僕も介抱するべくトイレについて行きました。
ついて行きましたが、それ以降切り取られてしまったかのように、記憶がバッサリ抜け落ちます。
起きたら見知らぬ天井が目の前に広がっていました。
目が覚めたとき、どこにいるか分からなかった
気持ち悪さとだるさが残るなか、目が覚めました。その時、見覚えのない部屋に、一人寝かされていました。
「ここはどこだ?」
もう少し冷静になって自分の周りを確認してみると、腕には血中のアルコール濃度を下げるためと思われる点滴が、そして自力でトイレに行くことが出来ないので、下半身にはホースが刺さっていました。
ベッドの横には、小水がたまっていました。
そこは病院のベッドの上だということを悟ります。
ベッド近くのテーブルの上にカルテが置いてあり、症状の欄に【意識消失】と書かれていました。
僕はなぜここにいるのか必死で考えました。どのようにここまで来たかもさっぱり分かりません。
徐々に頭の中の活動が、通常に戻りつつあるなかで、昨日の事を思い出すわけです。
「僕はなんて事をしたんだろう・・・」と思っても、反省できる記憶が全くありません。
午前中は横になって安静にしているだけ
何かしたくても、動かせるだけの力がありません。意識は回復しつつあるのに体はまったく言うことを聞きません。
ただただ時間だけが過ぎ、体が回復するのを待ちました。
自力でトイレにいってもいいと許可がおり、ずっと寝ているだけでおかしくなってしまいそうな体を動かそうと、点滴を片手にトイレまで歩きます。
点滴のホースからは血が逆流し、足取りもフラフラ。やっとの思いでトイレを済ませて、ベッドまで戻ろうとしたときに、廊下にゲロってしまいました。
その時、清掃のおばちゃんが優しく声をかけてくれました。
「弱っている時は、良いんだよ。私がやっとくからね~」
人の優しさに触れ、今でもハッキリと覚えています。
退院の午後
退院の許可が下りたのが午後でした。
病院から家までは、正常であれば歩いて帰れる距離でしたが、フラフラで自力で帰ることは困難でした。
その時、寮に住んでおり、寮にいた先輩に頭を下げ、迎えに来てもらいました。
寮に到着してからも安静にして、翌日には問題なく活動が可能でした。
切り取られた記憶の補完
元気になってから、その日の出来事を知るべく、ダーツバーに行き店長に話を聞きました。
すると、その場は支払いも済ませ、楽しそうに数人で帰って行ったとのこと。
その後、別のお客さんが階段から転倒し怪我をしたので救急車を呼んだそう。その時、店のちょっと先の駐車場でぐったりと横たわっている僕を発見し、一緒に救急車で運ばれたそうです。
そして、起きたのが病院のベッドの上だったということです。
最後に
強いお酒が悪いわけでなく、飲み方が悪いとこうなるという事です。
そして関係者に迷惑をかけます。お金もかかります。退院の時に1万円ちょっと払ったことを覚えています。
目が覚めた時、ふんわりとした記憶もなく、バッサリと記憶がありません。まるで思い出せません。
それ以来、本当にお酒の力は怖いと、感じています。
あれからは記憶を無くすこともなく、上手にお酒と付き合っています。
ヘタしたら死にます。
皆さんも、救急車で運ばれることのないよう、適度にお酒と付き合いましょう。