仕事

聴覚障害者の同僚の気持ちを100%理解することはできない。けれど寄り添っているつもりだった・・・

他人の気持ちを推し量ることは出来ない。

身近な人の気持ちさえ分からないのに、聴覚障害者の同僚の気持ちを100%理解することは不可能だ。

きっと彼は悩んでいたに違いない。

多少は理解しているつもりだった。

でも僕の手は届いていなかったのかもしれない。

GW最終日に彼に久しぶりに連絡をとってみたら、仕事に行っていないとのことで、僕は驚きを隠せなかった。

なぜ・・・?

 

長期休暇に入ってしまった彼

彼はGW前から会社を休んでいるとのことだったが、その理由が知りたかった。

なぜ、GW前から休んでいるのか。ちょうど僕が長期出張に出た後から休んでいるようだった。

僕が原因?

思い過ごしかもしれないが、そう感じてしまった。

連絡事項やトラブルの仲介、彼に伝えるために手話が出来る僕が使われることも多かった。そんな僕がいなくなったことで、コミュニケーションをきちんと取れる相手がいたのかと心配になった。

職場で置いてけぼりになってはいなかったか。

彼に直接聞いてみた。

原因は家庭?仕事?

答えは「仕事」とのことだったが、それ以上は教えてくれなかった。後で分かる、そう言い残して連絡は終わってしまった。

彼との出会いから今に至るまで

彼との付き合いは5年くらいといったところだろうか。

同じ職場の同じ工程になり、仕事を教えることになり、そこから仲を深めていった。

彼は耳が聞こえないというハンデはあるものの、だからといって仕事を放棄したりしない。僕より10個程度年上であるが、年下の僕に耳を貸し、新しい仕事にも積極的に覚えようとする姿勢が見てとれた。

そんな彼の真面目な姿を見て、僕も手話を覚えることに。

筆談では時間が掛かってしまうし、緊急時にも手話によるハンドサインの方が圧倒的に早い。

彼の危険を回避するといった点でも、手話を覚えてよかったと今でも思っている。

そんな僕の手話を覚える姿を見て、彼も僕に対して好意的に接してくれるようになった。

僕は仕事を教える。彼は僕に手話を教える。

そんな友好的な関係を築けていた。・・・はずだった。

職場異動で変わった僕らの立ち位置

別の職場に移動することに。でもまた一緒の職場になりました。今度はそれぞれ別の工程で直接的な付き合い減りましたが、同じ班ということもあり、顔を合わせれば挨拶をするし、休憩時間が同じならプライベートな話もする。

他職場からの人も合流し、新しい付き合いが始まったなか、昔からの付き合いは楽なもんです。

新しい付き合いというのは結構労力を使います。まして、耳の聞こえない彼にとって新しい人付き合いはそれなりの苦労があったことでしょう。

そんな彼も新しい職場に不満を持っていました。

耳が聞こえないというハンデは、実際に耳が聞こえない人にしか100%理解してあげることは出来ません。

僕が思う彼の苦労はあくまで想像でしかなく、それ以上の苦しみがあったんだと思います。

それを今のいままでずっと抱えていたのではないかと思うと、彼のためにもっと何か出来たのではないかと思って仕方ありません。

最後に

職場の上司と話し合いをしたようです。

内容はわかりません。

診断書も提出したようです。

精神的なものでしょうか。。それもわかりません。僕が出張から帰るころには結論は出ていると思いますが、GWの最終日に切ない気持ちになりました。

もしかしたら彼と同じ班で仕事をすることはなくなるかもしれません。

僕の心は早くも梅雨に突入したようです。

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